愛犬ちゃんの暑さ対策

愛犬ちゃんの暑さ対策

年々暑さが厳しくなっていますので、お出かけの機会が増える前に、暑さ対策グッズを備えておくことをお勧めいたします。
ニュースでも今年は例年よりさらに暑くなるような報道がされています。
愛犬ちゃんの暑さ対策も早めのご準備をお忘れなく!

人間は汗をかいて、その汗を蒸発させて体温調節をしますが、犬はそれができません。(多少できます)
その代わりに、ベロをだして呼吸をすること(パンティング)で水分を蒸発させて体温を調整しています。
がしかし!気温や湿度が高いとうまく体温を下げることができずに、いわゆる熱中症の症状が出てしまいます。

気化熱を利用した熱中症対策

気化熱を利用したクール効果を最大限引き出すために、着用前に水で濡らし、軽く絞ってからの着用がお勧めです。
水が冷たくて気持ちがいいというのもありますが、水が蒸発するときに体を熱を奪ってくれるので、効率よく体温を調整できるという仕組みです。
真夏などは接触冷感などのクーリング効果のある衣類を着用しているだけでは十分な効果を得られませんので、水に濡らす方法の併用がお勧めです。

 

熱中症対策の嘘ほんと

① 扇風機を使う 人間が風を受けて涼しく感じるのは、汗をかいているからなんです。 
犬は汗をかけませんので、残念ながら室外温と同じ温度の風をかけても体温調整には役立ちません。 
汗の代わりに愛犬ちゃんの体表を常温の水で濡らしてから風をかけることで、体温調節の手助けになります。 
(冷たすぎるお水は毛細血管を収縮させるので非効率になります)

② 接触冷感素材のお洋服 触るとひやっと感じる接触冷感の素材は、素材に触れることで体の熱が布に移ることで冷たく感じる仕組みです。
ですので、多少体温は下がるのですが、劇的な変化は見込めません。
接触冷感の素材は乾きやすい一面がありますので、濡らしてから着せるとお洋服が乾く際に体の熱を効果的に奪ってくれます。
どちらも、気加熱という仕組みを使った暑さ対策です。
打ち水をすると気温が下がったり、お風呂上がりに濡れたままでいると湯冷めしたりする仕組みと同じです。

暑い日は無理に外に出さないのが一番安全ですが、こまめな水分補給と気加熱を使った熱中症対策もぜひ取り入れてみてください。
ただ、少しでも熱中症の疑いがある時にはかかりつけ医にご相談を!